| 慶應元年八月六日、戦死した同志たちを「神霊」にして祠る招魂場が完成した。その際に晋作が詠んだもので、弔われる身であったはずの自分が、逆に生きながらえて弔っていることを恥じている。
○・・・原文 ◇・・・訳 ◆・・・読み
○ 猛 烈 奇 兵 何 所 志
◇ 猛烈の奇兵何の志す所ぞ
◆ もうれつのきへいなんのこころざすところぞ
○ 要 将 一 死 報 邦 家
◇ 一死を将って邦家に報いんと要す
◆ いっしをもってほうかにむくいんとようす
○ 尤 欣 名 遂 功 成 後
◇ 尤も欣ぶ名を遂げ功成りて後
◆ もっともよろこぶなをとげこうなりてのち
○ 共 作 弔 魂 場 上 花
◇ 共に弔魂場上の花と作らんを
◆ ともにちょうこんじょうじょうのはなとならん
○ 弔む羅和留人尓入るべき身なり志尓
◇ 弔らわる人に入るべき身なりしに
◆ とむらわるひとにはいるべきみなりしに
○ 弔む羅宇人となるそは津か志
◇ 弔う人となるぞははずかし
◆ とむらうひととなるぞはずかし
○ 謹弔 謹弔
◇ 霊魂 霊魂
○ 故奇兵隊士東行狂生
◇ 故奇兵隊士東行狂生
◆ こきへいたいしとうぎょうきょうせい
○ 慶應元年八月 日 招魂場祭事
◇ 慶應元年(一八六五)八月 日招魂場祭事
◆ けいおう |